帰国後起こったこと

■逆カルチャーショック

道が狭い。家が狭い。人種が単一。どこもすし詰め。

看板や旗が多く、かつ、読めるので気になる。

日本食材が安い。菓子パンなどの種類が豊富でおいしい。

肉の量が少しで、値段が高い。

なぜか、とても忙しい。


■自動車保険の解約金

自動車保険は、1年単位でするため、10ヶ月の滞在では途中解約となる。途中解約すると、解約金が戻ってくる。この解約金は、解約後15日ほどでチェックで送られてくる。しかし米国内しか郵送できないそうなので、バークレー在住の日本人の友人宅の住所を教えて受け取ってもらい、それから日本に郵送してもらうこととした。
 

■学振の奨学金免除申請

2年に一度確認のため、在職証明が必要。10月締め切りだったので、完全に締め切りを過ぎていた。学振に照会したところ、至急提出すればOKとのことだったが、2年に一度の提出を忘れないようにと釘を刺された。結論として、外国に行く前に、各自で確認しておこう。


■扶養控除等

生命保険や個人年金などの証明書は、転送先があると送られないことが多い。帰国後確定申告するために、再度証明書の発行を申請する。なお、大学等に年末調整用の書類も、すぐに提出する必要がある。


■転送メール

郵便局で住所変更を日本にしておいたため、米国から手紙が転送されるようになった。特に、銀行からの残高照会、電話代などの請求書、それと、クレジットカードの勧誘、が多い。


■自動車保険の解約金の現金化

先に述べたように、米国の友人を経由して、米国のチェックを手に入れた。

あとは現金化を、最寄りの銀行でするだけ、と思って、近くのメガバンクの為替部門へ行った。そこで、問題が起こった。

ふつうチェックは、連盟となっている人全員のサインがないと、現金化できない。今回受け取ったチェックは、友人宅を経由していることから、私の名前と、友人の名前が書かれている。ただ、友人の名前の前には、”%”の記号が付いている。

当然、友人宅を経由してきたのだから、自分のサインだけで現金化できると思って銀行に持っていった訳だが、その銀行の為替部門の人は、受け取りを拒否した。理由は、”%”の意味が不明なので、2人のサインがいるとのことであった。

ここで、米国に住んでいる人なら、当然”%”の意味を理解しているはずである。そうである、”c/o”の意味である。日本語でいうなら、「気付け」の略称である。

私は、日本のメガバンクの為替部門の担当者が、%の意味も分からないことに衝撃を受けた。国際的な常識を、日本の銀行は持っていないことになる。

当然、強く抗議し、手数料がかかってもよいから、換金手続きをしてもらった。

後日、ちゃんと入金されていた。いやはやである。

そのメガバンクのクレーム部門にこのことを報告しようとも思ったが、めんどくさいのでしなかった。いずれにせよ、為替部門の担当者ぐらいは、プライベートチェックの常識ぐらい知っていて欲しいものである。

(このメガバンクは、私が換金したことで実績が残ったはずだから、次回に生かして欲しいが、メガバンクの縦割り気質ゆえに、無理かもしれない。。。)

以上のことが在外研究経験者に起こることがあるかもしれませんが、結局は換金できますので、銀行等に粘りづよく交渉しましょう。

■口座の解約(2015年2月10日記載)
帰国後、いままで約9年間、Union Bankの口座を残しておき、米国出張の際にお金を引き下ろしていました。しかし2014年に入り、残額が150ドルを割ったところから、日本へのInvoiceの郵送料が生じ、2015年1月にマイナスになってしまいました。

そこで急遽、Union Bankの日本語コールセンターに電話したところ、親切に対応いただき、バークレー支店の口座を解約できました。必要なことは、過去3ヶ月間の取引がないこと、確認のための申請時のID番号を知っているか、などでした。最悪、事務処理がめんどうになることを覚悟していましたが、Union Bank社の親切な対応に感謝いたします。

また、これで米国留学に関する事項がすべて終わったことになります。長いあいだ、関連者の皆様、どうもありがとうございました。

2015年2月10日 
草々